金閣寺 大阪公演

11日と千秋楽の13日に待ちに待った『金閣寺』を観てまいりました。

『とにかく凄い!』『剛くん素晴らしい!』『山川さんの声が…』『やはり難しい内容』…と言うのが、極力ネタバレの内容を避けながら、それでもカーテンコールの様子は知りたくてブログを読む中で、所々で目に入ってしまった内容でした。

だからお芝居の始まり方も詳しく知らなかったし、山川さんの声が、実際どんなものか想像ついてなかったし、原作は読んで行ったけど、分かりにくい表現が沢山あって、当日まで楽しみ半分・楽しめるのか不安が半分…でした。

観終わって思う事…剛くん、いい俳優だなぁぁぁ……。今までも感じていた事だけど、今回も改めて強く強く感じさせてもらえました。声・眼の力・一つ一つの表情・指先・足の動き。全てに魂が入り、『溝口』となっている姿を、夢中で目で追っていました。

亜門さんの演出も、とても素晴らしかった。役者さんたちはとても大変だったと思うけど、観ていて想像力をフルに使いながら、次々変わる舞台上に釘付けでした。

高岡くんと大東くんをはじめ、共演者の方々、一人一人にすごい存在感があり、3時間があっという間に過ぎてしまいました。山川さんの声も覚悟だけはして行ったので、意外と大丈夫でした。あの声も【溝口】を表現する上で欠かせないものだったと思えるのです。

ニューヨーク公演でも、きっと亜門さんが伝えたい事や、剛くんの演技から発せられるパワーが、きっときっと外国人の心にも伝わると思います。
ニューヨーク公演の成功を楽しみにしています。